さよなら、愛しの影踏み少女

「お代は、その影。あなたに覚悟はありますか?」

 

 信乃は影が消えてゆく原因不明の減少に悩まされている。

「影」が全て消えた時に待っているものは死だ。

信乃と、幼馴染の少年・拔依は、異世界に関する問題を解決する代償に影をとる「影踏み京極堂」を立ち上げた。様々な世界を巡りながら、いつか秘密を解き明かせると信じて――。

 

 

キャラクター紹介 簡易版人物相関図(3話までのネタバレあり)はこちら

京極 信乃(きょうごく しの)

「影踏み」という特殊能力を持つ美少女。寿命がどんどん減っている。明るく振る舞うが、時折憂いを見せる。拔依のことが好き。

 

 

犬塚 拔依(いぬづか ぬい)

半人前呪術師の少年。信乃を死なせたくないと強く願い、「影踏み」をサポートする。優しく礼儀正しい。術を使うとすぐに気絶するのが難点。